2014年度弁護団・原告団合宿

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事務局長：笹山尚人

【8月30日、31日　弁護団合宿の報告】

　2014年度弁護団合宿を、いわき市にある新舞子ハイツで行いました。

　弁護団からは26名、その他講師として民法学者の淡路剛久先生、医師の斎藤紀先生、不動産の評価の観点でご協力いただいている不動産鑑定士が2名、原告団や事務局から多数ご参加いただき、合計して55名ほどの大きな会議になりました。

　斎藤先生からは放射線被ばくによる人体への影響、低線量被ばくについてどのように考えるかという論点、淡路先生からは損害論について講演をいただきました。そのほか、8月26日に勝利した山木屋避難者自死事件福島地裁判決について報告を受け、東電と国の責任論、被侵害利益の問題としてのふるさと喪失慰謝料、いわき市民の人格権、自宅不動産や農地の不動産賠償のあり方などの諸論点について議論し、理解を深め共有することができました。また、弁護団自体の今後の活動についても、議論し共有することができました。