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6・6「第43回全国公害被害者総行動」


【対東電・政府交渉】

今年も「対東電・政府交渉」に参加しました。たくさんの被害者が出席して、切実な要求や質問が重ねられます。しかし各省庁と東電の答弁は、誠実なものとは言い難い状況です。

例えば、政府の中間指針の見直しを求める要求に対する回答は、「指針は目安に過ぎないもので、個別の事情に応じた適切な賠償をしています。だから見直しの必要はありません。」というものです。しかし、「目安」に過ぎないのは当然であり、問題はその水準が不十分で、目安の役割を果たしていないことなのです。この間の各地の判決が、そのことを示しています。そう指摘すると、「判決は確定していません」との答弁。一体、全国の裁判が最高裁で確定するまで見直すつもりがないというつもりか。驚くべき無責任ではないでしょうか。

                                        (2018年6月6日 弁護士 米倉勉)

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